歯列矯正用咬合誘導装置(ムーシールド)
乳歯列期(3~5歳頃)においての反対咬合を改善するために使用する装置です。
舌癖(舌を前に出す癖)ある場合、上下の前歯どうしがぶつかってものが咬めなく、アゴを前に出して咬んでしまう場合など機能が原因で噛み合わせが反対になっている患者さんでは効果があると思われます。
しかし、骨格的な反対咬合(家族に噛み合わせの反対の人がいる)、横顔がしゃくれている感じがするなどの場合は改善が難しいと思われます。そのときは、他の装置を使用するでしょう。
治療内容
この装置の使用時期は一期治療として使用を行っています。
舌の機能的問題、口唇の機能的問題など、機能的な問題が原因で反対咬合が生じている患者様に使用しております。そのため骨格的な反対咬合には使用しておりません。
作用として、装置使用により舌の口蓋への挙上上顎前歯の唇側移動様の圧力、口唇からの上顎前歯への圧力の排除、下顎前歯舌側からの舌の圧力の排除により前歯の被蓋を改善します。そのため長期的に使用します。
治療を受けるリスク・副作用など
装置の使用方法に関して、患者様によっては理解が難しくうまく使用できない場合があります。また舌の正しい位置付け、口唇の閉鎖を求めるため、鼻が詰まっているなどの鼻疾患がある場合、使用は難しいでしょう。まずは鼻疾患の治療を行います。
治療期間・回数
期間として、最低1年以上は使用を行っています。前歯の状態、成長の状態より就寝時使用で長期間の使用が考えられます。 回数は4か月に1回の来院間隔で診療を行っております。
費用(税込)
一期治療で使用する装置の一装置となっています。そのため、一期治療料金の341,000円に含みます。
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